日本犬の中で、最も古来から存在しているのが柴犬です。
柴犬の「柴」には、いくつかの由来説があり、
古い言葉で「柴」とは「小さい」という意味であり、「小さい犬」からついた名前。
そしてもう一つは、柴色(赤褐色の被毛の色)からついた名前。
更には柴(小雑木)をくぐって獲物を追うから、とも。
そして本来、柴犬には3種類おりました。
長野県発祥の「信州柴」
岐阜県発祥の「美濃柴」
本州山陰地方発祥の「山陰柴」
これらの柴犬は、第二次世界大戦後、激減します。
外国から渡来した外洋犬の増殖、外洋犬との交配による柴犬の雑種化、
病気の流行などなどの理由で激減します。
柴犬の絶滅の危機を乗り越える為、見た目も中身も健康な、
新しいタイプの柴犬を誕生させるようと、
骨格のしっかりとした山岳地方の柴犬と、
比較的華奢な体格の他地方の柴犬とを交配し、誕生したのが現在の柴犬です。
絶滅の危機を乗り越えた新しいタイプの柴犬は、
人々と生活する愛玩犬の他、小さな動物や鳥を飛び出させるといった
狩猟のお手伝いや番犬として活躍していました。
明瞭快活で、素朴さが魅力の柴犬は、
1993年にアメリカ・ケンネル・クラブの公認犬種となり、
現在もジャパニーズ・スモールサイズ・ドッグとして人気が出続けています。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
柴犬の特徴といえば、なんといっても瞳だと思います。
楕円形で小さめながらも、長い睫毛が奥二重のように見え、
特に仔犬の頃の柴犬の瞳は、なんともいえないぐらい愛らしく、
あの瞳でみつめられると、たまらない気持ちになりますよね。
成犬になっても、その瞳の純朴さは相変わらず、
愛らしさに凛々しさが加わり、大人しめの性格ながらも、
何か一本筋の通ったといいますか、凛とした雰囲気を感じます。
頭が良く、飼い主に忠実で、比較的飼い易い犬種でもあります。
短毛でバランスの良い体格に、クルリと巻いた尻尾も特徴的です。
そして柴犬は、
標準体高
雄 38cm〜41cm
雌 35cm〜38cm
標準体重
雄 9kg〜11kg
雌 7kg〜9kg
とされており、日本犬の中では唯一の小型犬です。
その小さな体に、日本犬の特徴をぎっしり詰め込んだ日本が誇る犬種なのです。
柴犬の飼育数は、現在日本で飼育されている日本犬の80%を占めており、
安定した人気を保っているうえに、最近では国外でも、人気が出始めています。
外国犬とはまた違った魅力を持った柴犬は、古くから日本人が愛し、
一緒に生活し、そして日本犬独特の素朴さ、純朴さ、
気品を持った日本を代表する犬種なのです。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
日本犬保存会(柴犬、甲斐犬、紀州犬、秋田犬、四国犬、北海道犬の
6種の日本犬を後世に残していくことを目的とし、各地で展覧会を運営したりと、
ようするに、日本犬を愛する会です。
こちらの運営する展覧会の第一回には、なんとあの有名な
忠犬ハチ公の秋田犬もゲスト参加したらしい!)が発表している、
日本犬の持つ3つの特徴があります。
その特徴とは、
悍威(かんい)→気迫と威厳
良性(りょうせい)→素直で忠実
素朴(そぼく)→地味で飾り気の無い、本質からくる気品と風格
これって、まさに柴犬を表していると思いませんか??
この3つを大事に、大切にしながら後世に受け継いでいく、
柴犬の本来の良さを残していく。
素朴な可愛らしさが人気の柴犬ですが、
その見た目どおり忠実で大人しい性格の反面、
活発で独立心の強い面も持ち合わせています。
見た目と共に凛々しく、まさに風格があります。
そして、柴犬は昭和11年に、国の天然記念物にも指定されているのです。
大人しくて頭が良く、シンプルな外観が魅力の柴犬は、
日本が誇る良質な犬種なのです。
古来から日本に存在する柴犬は、日本の食べ物や気候に合う為、
病気にもかかりにくく、飼い易い犬種でもあります。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
柴犬には基本、4種類の毛色があります。
柴犬といえばこの色というくらい大半を占める赤。
みな同じように見えるかもしれませんが、
この赤は、一頭として同じ色調のものは居ないそうです。
他に黒、白、胡麻(赤、黒、白が混ざっている)があります。
柴犬の毛は短毛で、二重構造になっており、
硬めで真っ直ぐな上毛と、柔らかい下毛とで守られています。
そして、現時点では、柴犬の中での種類わけはありません。
豆柴やミニ柴は?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
豆柴(またはミニ柴)というのは、体が小さい柴犬をそう呼ぶのであり、
いわば、愛称のようなものです。
血統書上は柴犬になるのです。
柴犬の未熟児を豆柴として販売していることもあり、
おわかりのとおり、本来の大きさよりも体が小さいということには、
さまざまな問題点があります。
短命だったり、体が弱かったり・・・
全てがそうではありません。
小さくても健康な仔犬もいます。
小さいと思って飼ったけれど、大人になってみれば普通の柴犬の大きさに・・・。
このようなこともあります。
「小さいからかわいい」といった、安易な考えだけで選ぶのは大変危険です。
親の健康面、病気の遺伝がないか、
そのようなことを充分理解したうえでの購入が必要です。
また、近年、豆柴としての認定証を日本社会福祉愛犬協会(KCジャパン)から
発行されている豆柴もいます。
この場合、古くから豆柴のみの繁殖を目的に、
健康な母犬と父犬、病気や体格の遺伝に関する充分な知識と交配への配慮、
とにかく健康な豆柴だけの繁殖に力を注いできた
ブリーダーさんだけが本当の豆柴を売れるわけです。
豆柴として販売している柴犬(血統書上は柴犬)は、
親犬の情報を充分に知れるかどうか、
健康に問題がないか、これを参考にしてください。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア